パナメーラ

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先日ポルシェパナメーラに乗りました。

試乗したのはパナメーラ4Sというグレード。
2WDのSとの価格差が70万円弱、上のターボは2,000万円超なのでおそらく6気筒版が出るまではこれが最量販グレードになるのでしょう。

ボディサイズの割には室内はタイトな感じで荷室もそんなに広くありません。
しかし、見るからに分厚いドアとサイドシルから想像した通り、ボディ剛性が非常に高そうです。
感心したのは、ドアのノッチがなくどこでも止まる。どんな構造になっているのかしら?幅の広い車には非常にありがたい機能です。

まず運転席に座ってみるとインパネ周りはスイッチだらけで、普段アウディのMMIやメルセデスのCOMANDシステムといった階層式のロジックに慣れた私には、正直使いづらく感じました。しかし居住空間はタイトでスポーツカーらしさを感じさせるものです。ミラーを合わせると、斜め後方の視界に難があることに気付きました。まぁ、このスタイリングでは仕方ないでしょう。
装備で驚いたのは、アイドリングストップ機能が付いていること。ポルシェもついにアイドリングストップが付いたのかぁと思いましたが、後々ハイブリッド版が発表されるのを考えればまぁ納得でしょうか。

走り出してみるとエンジンや排気音は拍子抜けするほど静かです。しかし、サスは結構硬めで低速域では若干の突き上げを感じるものの、高いボディ剛性のおかげで不快感はあまりありません。動力性能的にはこれで十分に感じましたが、パワーの出方がフラットなせいか、あまり面白いパワーユニットという印象は持ちませんでした。
簡単に言うと、911的なイメージというよりは「カイエンの背を低くしたスポーツセダン」といった印象です。

しかし、高いボディ剛性に代表されるポルシェ的な、タイトなフィールは十分に感じさせる魅力的な車です。
日本では「7シリーズやA8では押し出しが足りないが、Sクラスより上品な車が欲しい」という方には人気を集めそうな気がします。

私的には、
先日シュツットガルトのポルシェミュージアムを訪問した際、4シーターのコンセプトカーが何台も展示してあり、ポルシェがかねてからこのテの車を作りたかったのが理解できました。
パナメーラは、あざといマーケティングの結果生まれた車ではなく、まさしく彼らの作りたかった車なのではないでしょうか。
私の勝手な想像ですが、私はそういう作り手のスピリッツにとても惹かれます。
それはまさしく、現代の車が失いつつある大切なものですから。

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このページは、Azuma Hottaが2009年11月 5日 14:17に書いたブログ記事です。

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